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古典製法について

LEATFER
古典製法による姫路革の作り方
古典的な姫路革の製法としては河川を使い、「川漬け脱毛」、「糖抜き」、「塩入れ」、「油入れ」などの工程を経たのち、足もみや手もみを繰り返し仕上げていきます。

ICHIKAWA RIVER


漬ける日数は季節や気温、水量によりことなります。毎日チェックしながら約10日が過ぎる頃には写真のように苔もついてきます。
※弊社では学術的、伝統継承を目的に特別な許可を頂き実験的に行っています。


道具にもこだわり
「かまぼこ」と呼ばれる板と
「せん刀」を使って脱毛します。
毛抜きを終えた皮は板に張り、10日程度乾燥させます。



乾燥と共に飴色になる皮。
これを水で戻し、張りを与える時に革が伸び太鼓独自の白色に変化します。

にかわの古典製法
GLUE
古典製法による和膠の作り方

「洋膠」と呼ばれる現代膠の製法は、
硫化ソーダや石灰を使い化学的に処理された皮の床部分やニベと呼ばれる皮の切れ端を小さく切り釜で煮て、様々な濾過、濃縮を経てゼラチンになります。
古典製法による膠は、現在ではどこにも製造していない方法、
化学薬品がなかった時代の製法を研究者や文献から導き挑戦を繰り返しています。
(画像は川漬けにした鹿皮)
生皮づくりの時と同じく川漬けし、脱毛したを終えた皮を細切れにします。
多くの膠製作では乾燥させた皮を水戻し、使用することが多い中、弊社では生皮を用います。


せん刀による脱毛
細切れにした皮を寸胴鍋で数時間これを煮込みます。
これまでの試行 錯誤の結果、皮と水量のバランスを考慮して沸騰させずに抽出します。
完成した膠の液をバットに入れ冷まします。





ゼリー状に固まった後は風通しのよい屋内で数日をかけて干し完成です。
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